はちみつ豆知識
はちみつの話
はちみつの話
甘くとろける琥珀色の宝石。光り輝くその液体には、かのクレオパトラもご執心だったとか。そんな古の時代からはちみつは人々に愛されてきました。

古い所では、紀元前1万年前の壁画に採蜂の風景が描かれていたほど。それだけ人とはちみつは深い仲なんです。たしかにミツバチさん達のお恵みは、人類にとってものすごく尊いもの。 私たちを魅了してやまないスイートなテイストはもちろん、美容・健康にも絶大な効果を発揮してくれます。

ひと口にハチミツと言ってもその種類は多種多様。花によってさまざまな味のバリエーションが楽しめます。 日本ではポピュラーなレンゲやアカシアに、ミカンにリンゴなどのフルーツ、ソバやコーヒーからもハチミツは採取されてるんですよ。
ハチミツ
例えばレンゲ。レンゲ由来のフローラルな香りや、ほんのりとした酸味を感じる上品な甘みを持っています。 例えばコーヒー。コーヒーの香ばしい香り漂いながらも、意外とやさしい甘味が特長です。

また、1つの花だけを使ったものは単花みつと呼ばれ、対して数種の花の蜜をブレンドするのは百花みつ。 単花なら素材を純粋に楽しめるし、味と栄養価のバランスを求めるなら百花がオススメ。 一般的に味や香りは淡い色のものほど淡白になり、褐色度が上がれば香味をより強く感じることができます。

好みの味わいを探してみたり、いつもとは違ったジャンルにチャレンジしてみるのも、はちみつライフをエンジョイするポイントですね。
そんなはちみつを食べさせてくれるミツバチさんはもう神様です。たくさんの働きバチが、日々あま~いはちみつを運んでくれる…というのは実は間違い。働きバチが花からとってくるのは「花みつ」と呼ばれます。

花みつはみつばちの胃に貯められ巣箱へ搬入。そこで今度は、巣の中で働くミツバチの胃へと移され「みつ房」という貯蔵庫に収められます。
ミツバチ
このとき花みつは、2回ミツバチの体を通過することになります。実はこれがミソ。はちみつの製造に欠かせないのは、ミツバチが分泌する消化液なんです。

これにより花みつはブドウ糖と果糖に分解。みつ房の中でローヤルゼリーや花粉を加えられ、ミツバチが羽根で風を送りながら熟成させます。ここでさらに蔗糖が分解されようやくはちみつの出来上がりです。

とってくるハチ、運ぶハチ、風を送るハチ。さらにできあったはちみつを分泌液のロウで貯蔵するハチまで加わってはちみつが出来上がるんですね。ほんとうにありがとう!
そして、ミツバチがもたらしてくれるのははちみつだけじゃないんです。その代表格と言えばローヤルゼリー。それは働きバチの3倍の体を持ち、40倍長生きする女王バチの栄養源。そのため不老不死の薬と呼ばれることもあるほどです。

ローヤルゼリーとはミツバチが咽頭腺などから分泌する物質。女王候補の幼虫が生みつけられる「王台」、いわゆるVIP席にたっぷりと注がれ、稀有な体と能力をもつ女王バチを育みます。 そんなスペシャルドリンクは私たち人間にも効果は抜群。消化器系の疾患、自律神経失調症、脳や神経の病など健康面での貢献はもちろん、美容・化粧品としてもその威力を存分に発揮してくれます。神の一滴ここにあり!
蜂蜜
ただ、プロポリスはハチが生みだすものではなく自然界にあるものなんです。植物の樹脂から採取され、ハチはこれを巣の隙間を埋めるために使います。 こんなものを巣の建材に使うなんて、とんでもない豪邸に住んでいるものです。つまり、ハチのお家を少し拝借させて頂いてるんですね。ミツバチさん、ゴメンナサイ…。

ほかにも、リウマチ治療に用いるハチ毒や、生殖機能を改善してくれるポーレン(花粉)、口紅などの化粧品として活用されるハチロウなど、ミツバチは本当に多くの恩恵をもたらしてくれています。もう、ハチの巣に足をむけて眠れません!
はちみつについての質問
  • はちみつが白く固まっちゃいましたけど大丈夫?
  • 無問題。まず、はちみつが白く固まる現象を「結晶」といいます。
    はちみつの主成分がブドウ糖と果糖なのは前述のとおりですが、結晶ははちみつに含まれる花粉を中心にブドウ糖が集まることで起こります。
    これは天然のはちみつに起きる自然現象。なので品質には全く問題ありません。
    結晶を溶かすには湯煎がイチバン。ふたを緩めたビンをお湯の中に入れ、菜箸などで混ぜながらゆっくりと溶かしましょう。
    レンジなどで熱を加えすぎると、トロトロ感が無くなってしまうのでご注意を。
  • 1歳未満の子どもははちみつを食べてはいけないって本当?
  • 本当です。天然のはちみつには稀に、ボツリヌス菌という細菌が入っていることがあります。
    これは、腸内細菌が発達した大人であれば全然平気なのですが、まだ腸内細菌が少ない子どもだと悪さをされる可能性があります。
    ただ、免疫力が高くなる12カ月以降であればその可能性はグッと低くなりますよ。
    また、授乳中のお母さんが摂取する分にも心配はいりません。お母さんが全部退治してくれます。
  • はちみつの栄養成分はどんなもの?
  • 良質のビタミン、ミネラルに、アミノ酸や酵素など幅広く、美容健康にそれはもう高い効果を発揮してくれます。
    ビタミン類はB1、B2、B6、葉酸、ビタミンC・K、ビオチン。ミネラル類はカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などが代表的です。
    ただ、はちみつの種類によってその栄養価、バランスは異なりますのでご注意を。
  • はちみつが太りにくいのはなぜ?
  • はちみつの主成分はブドウ糖と果糖ですが、みつばちたちがはちみつを作る過程で分解してくれています。
    なので体内での吸収も早く、摂取後短時間で栄養分に変わるんです。スポーツ選手にはピッタリですね。
    さらに、砂糖と比べるとカロリーは2/3程度で、逆に同じ量で2倍の甘味を持っています。
    半分の量で砂糖の満足感が得られ、カロリーはグッと少なくなります。コレがダイエットに適した食品と言われる所以です。
  • 花についてる農薬や抗生物質も心配なのですが…
  • みつばちさんに任せておけば心配いりません。彼らの目利きは確かなのです。
    正確に言うと、みつばちは農薬に対して非常に弱く、農薬まみれの花ではちみつを作ることができません。
    なのでしっかりとした管理体制でハチたちをサポートしてあげます。
    また、当社のはちみつは、生産過程から出荷までに7段階の厳正な検査を行いますので、残留農薬はもちろん品質には絶対の自信を持っております。